TradeViewスプレッドをどこよりもくわしく説明します

TradeViewはスプレッドの狭さという点では、海外FXの中でもトップクラスのFX会社です。

 

そのスプレッドの狭さから、口座開設などの派手なキャンペーンを開催していないにもかかわらず人気があります。

 

この記事では、実際にどのくらい狭いのか、他社比較も含めて解説していきます。

 

商品別スプレッド一覧

まずは商品別のスプレッドを紹介します。なお数値はいずれも執筆時点です。

 

仮想通貨

 

仮想通貨(暗号資産)は、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ(XBN)の4種類を取引できます。ビットコインのみ日本円での取引が可能です。

 

ペア スプレッド
BTCUSD 13.41
BTCJPY 17600
ETHUSD 0.74
LTCUSD 0.29
XBNUSD 2

 

FX

 

FXではほとんどが1を切るスプレッドになっています。

 

ペア スプレッド
EURUSD 0.1
USDJPY 0.8
GBPUSD 0.5
USDCHF 0.6
EURGBP 0.5
USDCAD 0.8
AUDUSD 0.5
NZDUSD 0.8
EURAUD 1.1
EURCHF 1.0
EURJPY 0.6

 

貴金属、エネルギー

 

ゴールド、シルバー、原油、天然ガスを取引できます。ゴールドとユーロのペア(GOLDEUR)があるのはTRADEVIEW以外ではXMぐらいではないでしょうか。

 

銘柄 スプレッド
GOLD 0.18
SILVER 0.1
CRUDE 0.2
NGAS 0.2
GOLDEUR 0.42
UKOIL 0.2

 

インデックス

 

インデックスは銘柄こそ多くはありませんが、スプレッドはいずれも他社と比べて狭くなっています。

 

銘柄 スプレッド
GDAXI 0.8
NDX 2.4
AUS200 4.12
FCHI 1.2
SPXm 1.0
WS30 2.4

 

口座別スプレッド

 

TRADEVIEWでは、4つの口座タイプがあります。

 

そのうち「ILC口座」「Xレバレッジ口座」では、MT4とMT5のどちらかを使うことが可能です。

 

ILC口座

 

ILC(Innovative Liquidity Connector)口座はECN方式の口座です。ゼロスプレッドから取引が可能ですが、取引手数料として片道2.5ドルがかかります。

 

ただスプレッド自体が極めて狭く、取引手数料も片道2.5ドルであれば十分低い水準です。取引回数が多いようなら、ILC口座がおすすめです。

 

Xレバレッジ口座

 

Xレバレッジ口座はSTP方式の口座で、スプレッドはILC口座にくらべて広くなっています。

 

しかしこちらは手数料がかからないので、数日から数週間に渡ってポジションを保有する予定があるなど、取引回数が少ない人に向いています。

 

cTrader口座

 

TRADEVIEWにはMT4、MT5以外に「cTrader」というツールも用意されています。

 

この口座はILC口座と同じくECN方式で、ゼロスプレッドでの取引が可能。さらに自動売買にも対応しているため、特にスキャルピングを行うトレーダーに人気の口座です。

 

TRADEVIEW以外ではAXIORYが導入していますが、スプレッドを含めてコスト面ではTRADEVIEWのほうが有利です。

 

CURRENEX口座

 

CURRENEX(カリネックス)口座は複数の金融機関と直接取引ができる口座で、機関投資家やファンド向けの口座です。

 

スプレッドは0.6pipsからとなっています。

 

TRADEVIEWのスプレッドを他社と比較

他社と、FX、仮想通貨についてスプレッドを比較した結果、TRADEVIEWのスプレッドが非常に狭いことがわかりました。

 

FX

 

FXペアについては、米ドル円(USDJPY)、ユーロ円(EURJPY)、英ポンド円(GBPUSD)、豪ドル円(AUDJPY)の4ペアで比較しました。

 

いずれも他社の半分から3分の1程度という狭さです。

 

FX会社 USDJPY EURJPY GBPUSD AUDUSD NZDUSD
TRADEVIEW 0.3 0.2 0.6 0.6 2.4
XM 1.6 2.3 2.1 1.8 2.7
AXIORY 1.4 1.5 1.7 1.7 2.0
HotForex 1.7 1.9 1.7 1.5 1.9
Titan FX 1.33 1.74  1.57 1.52 1.86
FBS 1.2 2.0 0.9 1.9 1.9
LAND-FX 1.1 2.1 1.0 1.5 2.2
IronFX 1.8 2.2 1.7 2.2 2.8
GemForex 1.5 2.4 2.2 1.9 3.0
is6com 1.6  2.3  2.4 2.0 2.7

 

仮想通貨(暗号資産)

 

仮想通貨については取り扱いのあるFX会社自体が多くないので、CryptoGTを交えた4社で比較しました。

 

FXGTとCryptoGTは最低スプレッドですが、それと比較してもTRADEVIEWのスプレッドが狭いことがわかります。

 

FX会社 BTCUSD BTCJPY ETHUSD LTCUSD XBNUSD
TRADEVIEW 12.01 16834 1.9 0.2 2.0
FBS 30012.0 1500.0 60000.0 4080.0
FXGT 1500 2000 120 130 72
CryptoGT 15 960 0.8 0.2 0.6

 

TRADEVIEWのスプレッドが狭い理由

 

なぜTRADEVIEWのスプレッドはここまで狭くできるのでしょうか。主な理由はふたつ考えられます。

 

キャンペーンやボーナスを行わない

 

海外FXといえば豪華なボーナスが豊富ですが、TRADEVIEWでは一切ボーナスを行っていません。

 

その分コストを減らせるので、スプレッドを狭くしても事業として運営していけるということです。

 

ロスカットルールが厳しい

 

もうひとつの理由は、証拠金維持率100%という海外FXとしてはかなり厳しいロスカット基準です。

 

ロスカットが早い段階で執行されれば、ゼロカットシステムによって企業に発生する「マイナス補填の支払い」を防ぐことができます。

 

ゼロカットは投資家からすれば嬉しいルールですが、企業側からすれば投資家の損失を補填することになるのでコストにほかなりません。

 

TRADEVIEWはロスカット基準を高めに設定することで投資家の資産がマイナスになることを防ぎ、ひいては自社が補填するマイナス分が発生しないようにしているのです。

 

早朝のスプレッド

日本時間の早朝時間帯は、主要なマーケットの閉鎖時間が重なるためスプレッドが広くなりやすい時間です。

 

TRADEVIEWでも同様で、米ドル円(USD/JPY)などのメジャーな通貨ペアでも通常時の2倍〜5倍程度にスプレッドが広がる傾向があります。

 

TRADEVIEWに限らず、早朝は特に取引量の少ないマイナー通貨ペアは変動が大きくなりやすい時間帯です。

 

慣れていない方はこの時間を避けて取引を行うことをおすすめします。

 

早朝以外のスプレッドが広がるときは?

 

早朝時間帯のほか、ホリデーシーズンや経済の重要指標が発表される前後もスプレッドが広くなるタイミングです。

 

ただこれらのタイミングは事前に来ることが予測できます。その時間を避けたり固定スプレッド口座を利用したりするなどして乗り切りましょう。

 

まとめ

 

TRADEVIEWのスプレッドは、全体的にかなり狭く設定されています。

 

口座開設ボーナスがないとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、長期的に投資を続けていくためにはスプレッドの狭さは重要なポイントです。

 

実際のランニングコストを考えて、FX会社選びに活かしましょう。

 

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